28期生 黒田紘介 私は臨床工学技士として西洋医学に携わり、病院に勤務しております。
井本整体に出会って1年半が経ちますが、今でもやはり西洋医学は素晴らしいと思っております。偉大なる先人達の並々ならぬ努力によって、そして命を救うことが叶わなかった無念の人々によって、今の西洋医学も成り立っております。しかし、私がその西洋医学に対して払拭できない疑問、と言いますか、歯がゆいものを感じるのは、「対処療法ではなく、病に伏せる前に何とかならないものか」と言うことです。
国家資格を取得し大学卒業後すぐに大学病院で働き出したのですが、日々数えきれないほどの患者さんが来院されておりました。さらに、大学病院であるが故、それらの病はいずれも軽いものではありませんでした。 臨床工学技士の仕事としては、人工呼吸器の管理、心臓の外科的手術の際に使用する人工心肺の操作、透析業務、医療機器の管理、心臓カテーテル検査の介助及び記録・・・などが挙げられます。自分のことながらも、「非常に素晴らしい職に携わることが出来た」と思っていたのですが、やはり先ほどの疑問は常に頭の中を錯綜しておりました。東洋医学に目が移ったのは、自然の成り行きであったと思います。
そんな折、母が知人に紹介されて井本整体の操法を受けさせていただくことになりました。帰宅後、その操法に感動した母を見て、是非その技術を肌で感じてみたいと思い、私もまた操法を受けさせていただきました。そして、表現し難い衝撃を覚え、また、その後すぐに買い求めた井本先生の書籍に感動をし、自分も井本整体を学びたいと思ったのです。
大学病院に在籍する限り、四六時中、真夜中でさえも急患対応に追われることになり、とても自分の時間を持つような余裕は出来ません。ですので、思い切ってそれまで6年間勤めた病院を離籍することを決意いたしました。去年の春のことです。 井本整体を勉強し始めて1年半が経とうとしております。あっと言う間に、間もなく高等講座も卒業です。恥ずかしながら、クラスに見合った知識と技術を身につけていない自分を不甲斐なく思う日が多いです。病に休みなしと言うのでしょうか、仕事もなかなか私を解放してはくれず、週に2度家で夕食を食べられればいい方で、在籍するクラス以外の授業に出られないのが歯がゆくて仕方ありません。ですが、西洋医学も人の命に真剣に触れあうという点では同じことだ、と自分に言い聞かせ、仕事も真剣勝負でさせていただいております。「両立」と言うのは非常に難しいかもしれませんが、抱えている悩みは先輩方も含めてきっと同じに違いないと思うと、少しだけ気が楽になります。 井本整体を学ばれる方の姿勢は真剣そのものです。私もその一員として恥にならぬよう、また、願わくば、いつしか人のお役に立てるよう、先生方、並びに先輩方、さらには井本整体を学ぶ皆様からご指導をいただきながら、精進して参ります。
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