29期生 山田みえの
『口角を上げると、その作られた笑顔で「楽しんでいる」と脳が錯覚し、幸せホルモンが分泌される』 健康ブームと言われ始めた頃、こんな記事が目に飛び込んで来ました。この小さな記事から心と体のつながりに興味を持ち始めた私は、全ての人に共通する「からだ」というものを探求する、不思議で魅力的な世界に徐々に惹かれていきました。
その少しあと、身近な人の心の変調を感じた時でした。
辛そうな姿を目の当たりにした私の心に「カウンセラーにはなれないけれど、体からのアプローチで心をほぐすことが出来るかもしれない」という想いが湧き起ったのです。 会社勤めの傍ら限られた時間の中でしたが、ちょうどその頃ご縁のあった療法士の方を頼りに、私は民間療法を学び始めました。
そして幸いなことに、その不調はゆっくりとですが時間と共に回復して行きました。 その後、身につけた技術をなりわいにしながら経験を積ませて頂き、3年が経った頃です。
効果を感じてはいたものの、越えられない技術的な壁と自分の体への負担を感じ始めたのです。 そんな私に知人が井本先生の著書を薦めてくれました。
その内容に自分の求めていたものを見つけた私は、早速個人指導を申し込み、そこで体を読む技術と体操の効果を体感させて頂き、入門を決意しました。 いま、道場に通い始めて10ヶ月が過ぎ、先輩からは「姿勢が変わったね」と声を掛けられる程に。私自身も体が整体に近づいているのを実感しています。
先日も、整体法が私の生活に、少しずつですが根付き始めたのを感じた事がありました。
毎週日曜日の早朝、自転車で隅田川を越えて仕事に向かうのですが、その日に限ってギア付の自転車がなく、往きはハアハアと息を切らしながら橋を登りました。 帰り道、操法の練習で繰り返し指導を受ける『腰を入れる』を思い出し、体全体の力を腰からペダルに流すようにこいでみると、自転車との一体感があり、とても楽に橋を渡ることが出来たのです。 からだに関する事を学びたいという一心から、石橋を叩いて渡るタイプの私が思い切って一歩を踏み出して数年。私の周りの環境はとても変化しました。心も体も変わりました。
たくさんの素敵な出会いもあり、まだまだ目の前の世界は広がり続けています。 もしも今、誰かが辛い状態にあったとしたら「あきらめないで」と伝えたい。 はじめの一歩を踏み出せば、きっと変化は起こせます。 健康でありたい
大切な人を守る技術を身につけたい 自分の体のことを他人任せにはしたくない など等 気持ちさえあれば、誰にでも門は開かれています。 整体法は決して特別なものではなく、お腹を痛がる子どもの腹にそっと手をあてがう親心の延長にあるような気がしています。
この秋の東京セミナーが、誰かにとっての、一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。
たくさんの方と一緒に学べる場となるよう、皆様のご参加を楽しみにお待ちしております。
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