33期生 畔上泉
初等講座に入った時、初日の授業は緊張で生きた心地もしなかった。 見知らぬ人が目の前でゆったりと仰向けに寝ている。そのおなかに手をのせて、腹部十二調律点という箇所を探さなければならないのだ。 私は以前からシャイで、人の心が感じ取れず、人に声をかけることすら苦手なのだ。そんな私が人のおなかに触れることは容易ではなかった。 それでも何とかその緊張を乗り越え、来る日も来る日もいろんな人のおなかに掌で触れて、その反対にいろんな人の掌に触れていただいた。 するとある日、ふと町で見知らぬ人に声をかけていた。 人の体に触れ、自分の体に触れていただいているうちに、心も少しずつ変わっていたのだ。 講座を通じて、心のカチコチは体にもそっくりそのまま表れるのだと教わった。 今でもまだ人とコミュニケーションをとる時にとんでもなく慌てふためき、人を傷つけてしまうことがある。その修復法もわからず、まだ解決はできていない。 しかし私が井本整体にひかれている一番の要因は、体と心が一心同体だということを教えていただけたことにあるのだと思う。 |